2023/07/28

ライプツィヒ出身で、レッドブルの哲学を知るマルコ・ローゼ監督が契約延長

©︎IMAGO/Picture Point LE

 RBザルツブルクは今季まで契約を残していたマルコ・ローゼ監督と、2025年まで更に1年間を延長したことを発表した。「ドイツ杯優勝後、何千人ものファンたちが喜ぶ顔を見て、本当に誇らしく思ったよ」と、地元ライプツィヒ出身の46歳はコメント。「ここは私の街、東ドイツは私の故郷。この夏にチームは大きな変化が訪れているが、それでもここのファンたちとともに1つになってサッカーを目指していきたい。これからも歴史を共に刻みつづけていけることを幸せに思う」と語った。

 これまでブンデスリーガではボルシア・メンヒェングラードバッハ、そしてボルシア・ドルトムントを歴任してきた同氏は、昨季途中にドメニコ・テデスコ監督(現ベルギー代表)の下で出だしでつまづいたチームを立て直し、リーグ戦29試合で19勝4分6敗をマーク。チャンピオンズリーグ出場権を確保したばかりか、昨夏にクラブ史上初タイトルとなったドイツ杯でも優勝を果たし見事連覇を飾ってみせた。

 グラードバッハ時代にも招聘した経緯のある、マックス・エベール競技部門取締役は「マルコは卓越した指揮官となるための、多くの要素を兼ね備えた人物であり、ライプツィヒの目指すサッカー、そしてここライプツィヒにまさにマッチした人物だ。」とコメント。RBザルツブルク時代を通じて、レッドブルの哲学にも精通しており、ただそれでもわずか2年契約となったことは、「常に我々は挑戦的だから」と強調しており、「個人的な関係性は大きな信頼と感謝で形作られている」と言葉を続けている。

 なおそのライプツィヒの大きな挑戦はすでにこの夏から始まっている。昨季ブンデス得点王のクリストファー・エンクンクがチェルシーFCに移籍。ドミニク・ソボスライもリヴァプール、コンラッド・ライマーはバイエルンへとそれぞれに渡り、さらにヨシュコ・バルディオルについてもマンチェスター・シティへの移籍が取り沙汰されているところ。

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