2023/07/30
マンU:ハーランドと比較される逸材、ラスムス・ホイルンド獲得間近。

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土曜夕方、複数の英国メディアはマンチェスター・ユナイテッドが、ラスムス・ホイルンドの獲得について所属するアタランタ・ベルガモと、クラブ間合意に達したことを報じた。それによれば移籍金額は基本金として7500万ユーロ、さらに成果に応じて1000万ユーロのボーナスが追加される仕組みとなっており、20歳のアタッカーとは5年契約を締結。また1年間の延長オプションも付随しているという。
わずか1年前にシュトゥルム・グラーツからイタリアに渡ったばかりで、セリエA32試合で9得点をマークした190cmを超えるデンマーク代表は、同じ北欧の大型FWエルリング・ハーランド(マンチェスターC)とも比較される逸材であり、ガスペリーニ監督は、「彼はハーランドとよく似た資質を持っている。「彼はとても速く、100メートルを11秒以内で走るんだ」と評価。左利きという共通点もあり、ここまで金額が上積みされたことは実績への評価というより、将来への期待感からパリ・サンジェルマンとの争奪戦での結果によるものといえる。
1年前の夏の移籍市場とは異なり、今年の夏のユナイテッドは積極的だ。すでにチェルシーからメイソン・マウント、インテルからアンドレ・オナナを獲得。ただその一方でマンチェスター・ユナイテッドにおける最大の課題はセンターフォワードにあり、これまでトッテナムのハリー・ケインやアイントラハト・フランクフルトのランダル・コロ・ムアニらの名前も浮上。その点では今回獲得に至ったということであれば、フランクフルト、そしてケイン争奪戦を繰り広げるバイエルンにとっては安堵といったところかもしれない。
またマンチェスター・ユナイテッドでは更なる補強も視野にいれているようで、フィオレンティーナのソフィアン・アムラバトが噂として出ているが、たださすがにここまでの大型補強を敢行するにはまずは既存の戦力の売却から進めなくてはならないだろう。