2023/08/01
エムバペとデンベレのデッドラインは日本時間7時!パリSGの動きは?

©︎Getty Images
複数のメディアが報じている情報によれば、ウスマン・デンベレとFCバルセロナとの契約に含まれる例外条項は、今月末日までは5000万ユーロに設定され、その翌日には2倍となる1億ユーロに引き上げられる仕組みとなっているという。そのため移籍先としてパリ・サンジェルマンの名前が浮上していることから、これからの数時間は非常にエキサイティングなものに。
デンベレ自身はすでに退団を希望しているようで、ただ仏紙レ・キップによれば例外条項なしでの合意を望んでいるという。つまりそれによって選手とは口頭合意しているというパリ・サンジェルマン側は、しばらく時間を稼げるということになるのだが、無論その逆に即座に加入して米国ツアーに帯同する可能性もあるだろう。 仮にデンベレ退団となれば評価するシャビ監督にとっては大きな痛手となることだろうが、ただクラブとしてみれば財政難の中でかなりの改善を見ることができる。
パリ・サンジェルマン側の思惑としてはどうか?この夏にメッシが去り、ネイマールも去就不透明な中、ナセル・アル・ケライフィはキリアン・エムバペに対し、7月末までの契約延長か、今夏の移籍先を探すかのどちらかを選ぶべきだと明言していた。もしもそれまでに来夏までとなっている契約延長で合意した場合には、エムバペには6000万ユーロと言われるロイヤリティが支払われる仕組みとなっているものの、それでも日本ツアー帯同さえ見送られたフランス代表が受け入れる可能性は極めて低いと言わざるを得ない。
そのためトップクラブへのレンタルの可能性も取り沙汰されており、候補となっているのリヴァプール、そしてイギリスの通信社『PA』によればチェルシーとバルセロナ。ただ英紙アスレティックは、リヴァプールのクロップ監督がこの噂を一笑にふしたと報じており、「我々はそれについて笑っているところさ。知る限り何もないよ、誰かが秘密裏にサプライズでも演じようとしているなら知る由もないが」と語った。
ただそのリヴァプールが関心を示すそのパリSG所属マルコ・ヴェッラッティについては、仏紙レ・キップによればサウジからアル・ヒラルに加えアル・アハリも熱視線を送っているとのこと。ちなみにエムバペに3億ユーロを用意したとも報じられるも失敗に終わった、サウジのアル・ヒラルはSSCナポリのヴィクトル・オシムヘン獲得に1億4000万ユーロ(年俸6000万ユーロ)を提示したが、こちらも選手、そしてクラブも特に関心を示さなかったようだ。