2023/08/04
チェルシー、ASモナコからアクセル・ディザジを獲得。ブライトンからロベルト・サンチェスも

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この夏もまたチェルシーFCは、センターバックの補強に巨額の資金を投入した。フランス1部ASモナコから、アクセル・ディザジを獲得。移籍金額は4500万ユーロほどで、2029年までの6年契約を締結したようだ。2022年にレスターから約8000万ユーロで獲得した、ウェズリー・フォファナが十字靭帯を断裂、今季中の復帰さえ危ぶまれる状況へと陥っており、その穴埋めを今回3歳年上のディザジに白羽の矢を立てた格好。
チェルシーのスポーツ・ディレクターであるローレンス・スチュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏は、クラブの声明の中で「アクセルはフランスで数シーズンにわたりそのクオリティを発揮してきた選手であり、彼はキャリアの次のステップに進む準備ができている」とコメント。なお今冬には移籍金3800万ユーロでCB、ブノワ・バジアシーレをASモナコから獲得しており、ディザジは思わぬ早い再会を果たすことになる。
キンペンベが負傷離脱したためカタール・ワールドカップで急遽、フランス代表に招集されグループリーグ第3戦(チュニジア戦)に代表デビューを飾った同選手は、16強ポーランド戦(3対1)や決勝のアルゼンチン戦でもロスタイムから起用。ASモナコではレギュラーとして全38試合に出場し、仏1部6位でフィニッシュ。ELではレヴァークーゼンの前に敗れたが、その初戦は2得点を決めるなど活躍をみせていた。
さらにチェルシーFCでは模索していたゴールキーパーの補強も見出しており、既報通りロベルト・サンチェスをブライトンから迎え入れた。昨季ジェイソン・スティールにレギュラーの座を奪われた25歳のスペイン人GKは、チェルシーでっは同胞ケパとの定位置争いが見込まれ、移籍金額はおよそ2300万ユーロ。ちなみにチェルシーとブライトンはMFモイセス・カイセドの移籍に関しても引き続き移籍交渉にあたっている。(8月5日更新)