2023/08/22

マンチェスターU、グリーンウッドと退団で「最も適切であると相互合意した」

©︎IMAGO/PA Images

 マンチェスター・ユナイテッドはクラブ公式にて、「マンチェスター・ユナイテッドは、メイソン・グリーンウッドに対する申し立てについての内部調査を終了しました」との声明を発表。2023年2月に強姦未遂を含むグリーンウッドに対する告訴が取り下げられた後から、クラブが行なった細部に渡る調査を行い、「全体を通して、私たちはクラブの基準と価値観とともに、被害者の方の希望、権利、視点を考慮し、可能な限り多くの情報と背景を照合するよう努めた」結果、「メイソンを含むすべての関係者は、彼がマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアを再開することが困難であることを認識」したと説明。そのため「彼がオールド・トラッフォードを離れて活動することが最も適切であるということで相互に合意しており、我々は今後メイソンと協力し、その方向に向かって動いていきます」と言葉を続けている。 「入手可能な証拠に基づき、我々はオンラインに掲載された資料では全体像がつかめず、メイソンは当初起訴された犯罪を犯していないと結論づけました。とはいえ、本日メイソンが公に認めているように、彼は過ちを犯し、その責任を取っています」

 またグリーンウッド本人も声明の中で「私は人間関係において過ちを犯したことを受け入れ、ソーシャルメディアへの投稿に至った状況について責任を負う」と投稿。ただ英紙『アスレチック』紙によると、実はユナイテッドはグリーンウッドの復帰を計画していたという。しかしながらクラブ内ではグリーンウッドの件をめぐり様々なレベルで分裂し、軋轢が生じる恐れがあったようで、今月はじめ復帰への画策が取り沙汰されると激しい抗議がその気持ちを翻意。グリーンウッドが復帰した場合、クラブの従業員は辞職するかストライキを起こすことも考えたという。また世間でもイングランド議会の複数の議員をはじめ、復帰の可能性を強く批判していた。確かに一部では2022年1月22日以来の復帰を望む声もあったものの、実際今季初のホームゲームではオールド・トラッフォードの外やスタジアム内で抗議の声明が出されており、ユナイテッドの女性ファンが掲げた横断幕には、「女性ファンはグリーンウッド・リターンを要求しない-女性に対する暴力をなくせ」と記載されていた。

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