2023/09/02
ジョアン・フェリックス「夢が叶った」バルサ入り。同胞カンセロもレンタルで加入

©︎IMAGO/ZUMA Wire
「バルセロナでプレーしてみたい。それは子供のころからの夢なんだ」7月中旬にジョアン・フェリックスが語ったこの発言は、即座に世間からの注目を浴びることとなった。だがそれでも23歳のポルトガル代表はアトレティコとまだ2027年までという長期契約を残していたものの、「願いが叶った」と夏の移籍市場最終日にSNSに投稿。買い取りオプションなしでのレンタル移籍が発表されている。
2018/19シーズンにベンフィカ・リスボンでプロデビューを果たし、そして2019年には1億2600万ユーロという高額取引でアトレティコ入りした同選手だが、これまでアトレティコでの123試合で32得点という結果も、そしてチェルシーにレンタル中に記録した4得点という結果も、いずれもその期待に応えられているとはいえない。背景の1つとして同選手は、シメオネ監督との意見の相違を抱えているといわれ、アトレティコでの背番号7はグリーズマンに譲られていた。
そんな中での今回の移籍にあたりおそらく、「自身の夢」であったバルサ入りのために、サラリーカットにも応じて入団したことだろう。そしてそこでドリブラーはパリ・サンジェルマンに移籍したウスマン・デンベレの役割を引き継ぐことになるはずだ。そしてさらに今回は同じポルトガル人、ジョアン・フェリックスも同日にマンチェスター・シティより加入することが発表。こちらもバルサの財務状況から買い取りオプションなしでの1年間の期限付きとなっている。
昨季後半戦にバイエルンにレンタル移籍するも一時は定位置を失い、そのため7000万ユーロでの買い取りオプション行使が見送られていた29歳のサイドバックは、今季マンC復帰も4試合でメンバー外。引き続き移籍先を模索しており、デンベレのパリSG移籍で長く興味を示していたバルサ移籍が確定した。「子供の頃から夢見ていた」と語った同選手は、「タイトル獲得」を目標に掲げ、「全力を尽くす」ことを約束している。