2023/09/04
クロップ監督、モハメド・サラーのサウジ移籍の可能性ついて否定的

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週末に行われたアストン・ヴィラ戦で3−0と快勝をおさめた後、リヴァプールFCのユルゲン・クロップ監督は「久々に、いい試合をみせられたね」と笑顔でコメント。特に今回は攻守両面にわたって「いい組み合わせを見出すことができていたし、かなり完璧に近かったのではないだろうか。本当にいい試合だったし、これ以上の日曜日もそうないね」と終始ご機嫌だった。「特に彼らのようなチームを相手に少しでも気を抜くと、彼らの見事な4−4−2で組織されたチームから大きな問題を抱えることになるのでね」
特に今回の展開を救ったのは、開始わずか3分で決めた先制弾だろう。CKからダイレクトでドミニク・ソボスライが放ったシュートはファーポストへ。「遠くからみていたが、これまで目にしたなかでもトップクラスに綺麗なゴールだ」と指揮官。さらに今夏加入の新戦力へ「戦術的肉レバーで、時にダーティワークの用意もある、ハードワーカーだ」と「ダーウィンの牛利にいる、非常に重要な存在」として称賛。ただ今回の試合後はそんなソボスライの活躍、筋肉形の損傷を抱えたトレント・アレクサンダー=アーノルドの話題に加え、やはりモハメド・サラーの質問も同監督には寄せられている。
それはこの日の3得点に直接絡んだパフォーマンス面のことだけでなく、ここのところ話題となっているサウジ移籍の可能性について。アル・イティハドは最近1億7500万ユーロ(成果に応じたボーナス含む)を用意しており、ただすでにレッズがこれに断りを入れたとの報道がなされたばかりだ。欧州とは異なりまだサウジの移籍市場は開かれているが、それでもクロップ監督は「練習の態度、試合でのパフォーマンス、それら行動が物語っているよ」と冷静さを保ち、「選手評議会とも話し合ったばかりで、彼とも話したが特に切羽詰まったような印象は受けなかったよ」とも明かした。
そしてドイツ人指揮官はあくまで「クラブの外から」の打診を受けただけにすぎず、リファプール側としてはエジプト代表の去就についてまったく問題ではなかったことも併せて強調。この日の会見以外に全くテーマでもなかったとし、仮にさらに改善されたオファーが届いても応じないか?との問いには、「イエス」と返答している。「なぜならば彼はワールドクラスの選手だからね。そんな彼がこのチームの一員でありつづけていることを、私たちは本当にうれしく思っているんだ」