2023/09/23
バルセロナ、シャビ監督と2025年まで契約を延長

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セルタ・デ・ビーゴとのホーム戦を翌日に控えた金曜日に、FCバルセロナはシャビ監督との契約延長を発表した。ラポルタ会長とデコSD立ち会いのもと、シャビ監督は20225年6月末日までの契約にサイン。さらに延長オプションも付随している。以前にも合意が近いことを明かしていた指揮官は、改めてその実現に「嬉しいね」と喜びをみせた。
現役時代ではFCバルセロナにて760試合以上の公式戦でプレーしてきた元ミッドフィルダーは、チャンピオンズリーグで合計4回、リーグ優勝は合計8回を達成しており、またスペイン代表においてもワールドカップ優勝1回、そしてユーロでは2度優勝を果たすなど、一時代を築いた人物。
バルセロナからおよそ25km離れたテラサ出身で、指導者としてはアル・サッドにて経験を積み、ロナルド・クーマン監督の後を受けて2021年11月より指揮をとっている43歳は、リオネル・メッシ退団後のバルサの強さを取り戻す手腕を発揮しており、加えてクラブ史上最年少デビューを果たしたヤマルはじめ、合計12人ものラ・マシア出身選手のプロデビューと功績も残している。
ジョアン・フェリックス、シメオネ監督とシャビ監督を比較
さらにシャビ監督の下で復調の兆しをみせているのが、ジョアン・フェリックスだ。アトレティコでの不遇の時代を経て、今夏より「夢だった」バルサにレンタルで加入中のポルトガル代表は、改めてその理由について「常に最善は尽くしていたが、クラブや監督の要望に適応できていなかった」と、ムンド・デポルティーボにコメント。シメオネ監督の守備的なアプローチにアタッカーとして対応できなかったようだ。
そして今回は「自分のサッカーができる場所に行くため、大幅なサラリー減額」を飲んだことも明かしつつ、「今最も難しいのはレベルを維持することだ」とコメント。これから徐々にシーズンは熱を帯びてくる中で、「戦術はもとより、楽しみをもとめてくれる」シャビ監督のもと再起をはかっているところだ。ただレンタル契約は、あくまで1年ではあるが・・・。