波乱のマルセイユ、新監督に熱血漢ジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が就任

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　開幕からの不振に加え、サポーターからのクラブ上層部に対する強い抗議が、マルセリーノ監督の辞任へと発展させるなど、ここのところは波乱に満ちている、仏１部オリンピック・マルセイユ。わずか２ヶ月半しか指揮をとっていなかったマルセリーノ監督は、特にサポーターからの批判の対象にはなっていなかったものの、ただこれ以上のクラブでの職務遂行に意欲をもてなかったようだ。

　その代わりとして就任したのが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督である。これは水曜日にクラブ側が発表したものであり、かつて和＝ルドカップ優勝を果たした４５歳は、さっそく土曜日のＡＳモナコ戦より指揮をとる模様。「非常に嬉しく、そして誇らしくも思う。かつてここスタッド・ヴェロドロームで、選手としてプレーする幸運もあった。これから迎えるタスクにワクワクしているところだよ」と意気込みをみせている。

　選手として大きな成功をおさめたガットゥーゾ監督だが、監督業ではパレルモとクレタで頓挫。３部のピサではセリエBに昇格させ、その後ＡＣミランのまずはユース、２０１７年１１月からはモンテッラ監督の後任として指揮をとるも、その２年間では特にパッとすることはなく、ただその後に就任したナポリではコッパ・イタリア優勝を達成。しかしチャンピオンズリーグ出場権を確保できなかったことで、こちらも２年でクラブを後にし、直近ではバレンシアを半年で退任していた。