2023/10/26
フラムから明確なシグナル、トッテナム敗戦後にマルコ・シウバ監督と延長

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トッテナム0−2で敗れたその翌日、フラムFCはマルコ・シウバ監督との契約を、2026年まで更新したことを発表した。ここまでリーグ戦9試合で勝ち点11を獲得、得点数はわずか8で失点数は15。今季は波瀾万丈のスタートを切ることになったコテージーズは、昇格2年目の出だしでは昇格組ルートンとシェフィールド、そしてピッチの内外で低迷中のエヴァートンから勝利をおさめたのみ(財務規約違反で勝ち点12剥奪、さらに移籍禁止の可能性も。一方777パートナーズ買収の噂)。それでも2021年に就任して昇格へと導き、さらに昨季は勝ち点52という素晴らしい成績をおさめたシウバ監督への全面支持を示した格好だ。
オーナーのシャヒド・カーン氏は「2021年に初めてマルコに会ったとき、彼は我々が次期ヘッドコーチに求めるもの、そしてそれ以上のものをすべて体現していると分かった。」とコメント。「マルコが私と同じように、ここフラムで可能なことを信じてくれたことに感謝している」と述べ、「私は彼の仕事に取り組む倫理観、プロフェッショナリズム、そして成功への渇望を大いに尊敬している」と言葉を続けている。一方でた公式戦105試合のうち、フラムは52試合で勝利をおさめてきた指揮官も、「双方が満足していて、これからも一緒に仕事を続けたいと思っているときは、常に良い兆候です。ここでの私の仕事はまだ終わっていないように感じます。」と意気込みをみせた。「過去2シーズンの成功の重要な基盤」がオーナーとの良好の関係性における基盤となった表れといえるだろう。「これは長い旅だよ」
ケイン損失も、絶好調のトッテナム
一方で今回勝利をおさめたトッテナムは、開幕からいまだ負けなしの首位に立っており、マンチェスター・シティやアーセナルとの勝ち点差は2。特にこの夏はハリー・ケインの移籍という大問題に直面することになったのだが、その攻撃陣ではソン・フンミンが7得点とかつての姿を取り戻し、ジェームズ・マディソンも3得点5アシストと良い相棒となっているところ。「しかし、私たちは集中力を維持し、日々考えている」と今夏就任のポステコグルー監督。予期せぬ高揚感に流されることなく「後半の攻撃はこれまでに遠く及ばないものだったs。もっと改善できる」と更なる高見を目指している。