2023/08/06

浅野拓磨:ボーフムの2トップ採用で決定力向上に期待

©︎IMAGO/RHR-Foto

 確かにプレミアリーグでの開幕を目前に控えた、昇格組ルートン・タウンとの今回のドイツでのテストマッチを、主催したボーフム側がどう受け取るべきかという問題はあるだろう。ただいずれにしても最終的には2−1でおさめた勝利からは、ボーフムはドイツ杯、そしてブンデス開幕に向けた前哨戦で、順調に調子を上げているという印象を与えていた。特に序盤から攻め立てたルートンに対して、ボーフムはハーフタイム直前に不意に許した失点以外、これといった危険な場面も作らせず、新たな3−5−2システムで非常にコンパクトに構えた安定感あるディフェンスをみせていた。また後半からは加入まもないベルナルドが、3バックの左側としてプレー。ザルツブルク時代にレッチュ監督を知り、そしてライプツィヒ時代にブンデスを知るベテランDFは早速順応した落ち着いた様子をみせており、開幕では復調をみせるSBソアレスと共に、経験豊富な2人が左サイドの守備を担うことになるだろう。

 なおボーフムでは更なるセンターバックの獲得や、俊足のストライカーを獲得するのではないかとの噂が絶えないのだが、ただそんな中でこれまで右ウィングを主戦場として浅野拓磨が、今回の新システムで躍動した姿をみせている。1歳年上の大型FWフィリップ・ホフマンの横でセカンドトップとして起用された日本代表FWは、そのスピードを存分に活かしてこの試合の決勝弾となるゴールを冷静に決めるなど好印象残しており、ワールドカップのドイツ代表戦でみせていた決定力という素質を新ポジションでより開花させることにつながるかもしれない。ただこの試合では悪質なファウルを受けて負傷交代を余儀なくされてしまったのだが、ただこちらは打撲のみで済んだようで、土曜日のドイツ杯初戦、水多海斗がこの夏に加入したビーレフェルト戦との一戦ではおそらく出場することは可能だろう。

アンタルヤスポルがホルトマンをレンタル

 その一方でVfLボーフムはゲリット・ホルトマン(28)と互いの道を分つことが明らかとなった。28歳の快速ストライカーはこれから、かつてレアルやドルトムントでプレーしたヌリ・シャヒン監督率いる、トルコ1部アンタルヤスポルにレンタル移籍。土曜日にトルコ側が発表したように、「ヨーロッパで最も速いウインガーの一人」は1年間の期限付きでの加入となるものの、契約には買い取りオプションもついている。ボーフムで2年間でブンデスリーガ52試合に出場し、2021年には「年間最優秀ゴール賞」を獲得したホルトマンは、昨シーズンの監督交代でVfLでのレギュラーの座を失っていた。

VfLボーフム VfLボーフムの最新ニュース