2023/04/28

ヴォルフスブルク:パウロ・オタビオがこの夏での退団を発表

©︎IMAGO/Nordphoto

 現在は足首の負傷により離脱中のパウロ・オタビオは、今シーズンではここまでVfLヴォルフスブルクの左サイドバックの、主力選手としての活躍をみせていたものの、もうこれ以上ヴォルフスブルクのピッチでその勇姿を目にすることはない。28歳のブラジル人選手は4年間過ごしたクラブとの契約を満了する形で退団。「新しい道を歩む」決断をくだしたことを明らかにした。

2019年夏にインゴルシュタットから加入し、これまで77試合に出場してきた同選手は、「ヴォルフスブルクでの時間では、大きな負傷もあったが、とても素晴らしいものであったと振り返ることができるし、この別れの決断は決して容易なものではなかったよ」とクラブ公式にてコメント。「ヴォルフスブルクは僕が、ブンデスリーガーとしての地位を確立するチャンスを与えてくれた。その期待をかけてくれたクラブ首脳陣に感謝しているし、今後のクラブの多幸を願っているよ」と言葉を続けている。

 そのヴォルフスブルク側もキッカーが得た情報によれば、延長に向けて書面で2度、口頭で1度改善されたものも提示されていたようだが、選手や代理人側はさらに大きな財政面でのチャンスを考えており、一方で大怪我をおっているリスクを踏まえるとヴォルフスブルク側もそれ以上の上乗せに応じられなかったという経緯があったようだ。

 シェファー競技部門取締役は、「パウロとオープンに意見交換を行い、その結果で合意点を見出すまでには至らなかった。改めて我々としてはこの良き時間を共に過ごせたことへ感謝するとともに、なにより早期に負傷から回復することを願っている」とコメント。なお穴埋めとしてはすでに今冬ニコラス・コッツァを確保。さらにファン・デ・フェンもいざとなれば左サイドでプレーが可能だ。

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