2024/02/27

独誌キッカー:岡崎慎司が現役引退を表明「体力の限界まできてる」

©︎IMAGO/Isosport

 『今日のブンデスリーガ』では、昨日にこの夏をもって現役生活にピリオドを打つ決断をした、岡崎慎司選手に寄せた独誌キッカーの記事を全文完全翻訳して、お伝えします。本当にお疲れ様でした。まずはを早期の復帰を心より願っております。

岡崎慎司が現役引退を表明「体力の限界まできてる」

 37歳となった元ブンデスリーガー、岡崎慎司がこの夏をもって、現役から引退することを月曜日に発表した。2022年からベルギー1部シントトロイデンにてプレーする岡崎は、昨シーズンでは30試合に出場したものの、今シーズンはトルステン・フィンク監督の下で5試合のみの出場にとどまっており、特に怪我に苦しみ続けたことが、今回の決断を後押しすることになった。

 かつてシュツットガルトやマインツでプレーしていた同選手は、今回の決断について「サッカー選手として全力を尽くしてきましたが、ただアスリートとしては自分の体の声にも耳を傾けなくてはいけません。今はもう僕は体力の限界に達してきていると思う」とクラブの声明を通じてコメント。そして今は膝の負傷と戦う、元日本代表ストライカー(通算119試合に出場、2011年にはアジア杯を制す)は、今は「復調するために全力を尽くします」と誓っている。

シュツットガルトとマインツでプレー、プレミアで優勝、スペインで昇格

 ブンデスリーガでは通算128試合に出場した岡崎は、2011年1月に日本から渡独しシュツットガルトに移籍。それから2年後の2015年にマインツへと移籍すると、2016年にはプレミアリーグのレスター・シティへと渡って、そこでクラブシーンとしては最高の成績を収めることに。番狂せのプレミア優勝を果たすなど、リーグ通算38試合に出場し5得点2アシストをマーク。同年にはアジア年間最優秀選手賞も受賞した。

 さらに2019年からはスペイン2部リーグに移籍し、そこでも岡崎は引き続き成功をおさめる。SDウエスカで12得点をマークしてラ・リーガ昇格に貢献すると、そこでさらに1年間プレーしたのち、2022年にFCカルタヘナを経て、ベルギー1部シントトロイデンへ。だが13年間に渡り続いた岡崎慎司のサッカー選手としての旅は、遂にこの夏に終焉を時を迎えることとなった。

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