2024/02/29

ボーフム対ライプツィヒ:データで見る今節注目のカード

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 順位表だけを見ると、残留争い中の15位とチャンピオンズリーグ出場権争いから脱落したくない5位の対戦は、一見興味を引かないように見える。しかし、データはこのカードが予想以上に熱い戦いを予感させる。

データが語るボーフムの強さ

 実は現在のブンデスリーガに所属するクラブで続いている、最長ホーム連続得点はバイエルンでもなく、無敗の首位レバークーゼンでもなく、なんと15位おボーフムなのだ。これはボーフム史上1986年以来38年ぶりの記録(18試合連続)であり、今シーズンのホーム戦で敗戦したのは僅かに1度のみ。そのグラードバッハ戦での1-3での黒星から、現在は8試合連続無敗を継続している。

ライプツィヒとボーフムの課題

 しかし、チャンピオンズリーグ出場権を争う5位ライプツィヒが誇る強力な攻撃陣に対して、残留争いのボーフムにどれほど勝算があるのか? 2024年に入ってからの勝ち点を見ると、ライプツィヒが7であるのに対して、ボーフムは9と上回っている。つまりこの期間での順位表では、ボーフムは8位、ライプツィヒは10位となる。

 ただ後半戦での失点数はブンデス2位タイと多く、守護神リーマンとマゾヴィッチが出場停止、エーアマンとオスターハーゲの2選手が負傷により欠場と、守備陣が4人も不在であることは懸念事項だ。

鍵を握るベテラン選手の奮闘

 特に、バイエルン戦でのゴールをはじめ、今季すでに自身のブンデスシーズン最多得点(3)の2倍となる6得点を挙げている快速FW浅野拓磨のスピードを活かすロングフィードに長けたGKリーマンは、ビルドアップにおいても重要な役割を担っている。

 その穴を埋めるのは、出場停止明けとなる主将ルジアと、古巣復帰で燃える代役GKルーテの2人のベテラン。彼らの奮闘が、この試合の鍵となるだろう。果たして、ボーフムはデータが示す強さでホーム戦の勝利を収めることができるのか? それとも、ライプツィヒが強力な攻撃陣で牙城を粉砕するのか? 注目の一戦は日本時間、3月2日(土)23時30分キックオフだ。

両チームの先発予想

【ボーフムの先発予想】ルーテ – ガンボア, オルデツ, K.シュロッターベック, ベルナルド – ルジア – 浅野拓磨, シュテーガー, ベロ, クワルテング – ブロシンスキ

【ライプツィヒの先発予想】グラーチ – ヘンリクス, シマカン, オルバン, ラウム – カンプル, A.ハイダラ – オルモ, シャビ – オペンダ, セシュコ

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