2024/02/04

バイエルン:1差で首位攻防戦迎えるも、デイヴィースが膝負傷で離脱

©︎IMAGO/Sven Simon

 いよいよその影響が懸念されていた試練の1月、移籍市場とアジア杯/アフリカ杯も続々と終焉の時を迎えつつある中で、迎えたブンデスリーガ第21節では首位バイヤー・レヴァークーゼンと、それを追いかけるバイエルン・ミュンヘンが共に、順調に勝ち点3を確保し勝ち点差1のまま次節直接対決を迎えることになった。

 グラードバッハ戦後にトーマス・トゥヘル監督は、「ビルドアップでミスをしたね。そこから後手に回ることになってしまった」と、守護神ノイアーのパスミスから相手DFエルヴェディに不意に失点を許した場面について回顧。「グラードバッハは非常に積極的に我々をカバーしており、マヌはそこで少し危険な選択をしてしまったよ。もっとうまくやれる選手だが、時にこういうこともあるさ」と淡々と振り返った。

 逆にバイエルンにとってみればそれまでに、少なくとも3度は先制点を奪う絶好機があったことからも、「前節レバークーゼンを相手にタフな粘り強い守備をみせた相手」に「完全に試合の流れに反する」嫌な展開での失点となったのだが、それでもバイエルンは時間が経つに連れて再び流れを取り戻していき、特にトーマス・ミュラーが同点弾をアシストすると、さらに勝ち越し点を自ら決めて自身公式戦通算500勝目に花を添えた。

 試合後そのことについて問われた34歳は、「僕は1つ1つの記念日をそこまで重要視するタイプではなく、どう素晴らしい勝利を手にしたかどうこうではなく、この勝利という感覚の素晴らしさを味わうということが重要なんだ。実際これだけ勝利できたことは素晴らしいことだし、次はレバークーゼン戦だね」とコメント。ここまで無敗の首位相手に「僕らは順調にこれていると思うし、きっと勝てる。この気持ちをもって試合に臨みたい。今日が記念日かどうかはどうでもいい」と語った。

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 ただその勝利の裏で影を落とすことになったのが、アルフォンソ・デイヴィースの負傷交代である。試合後、トゥヘル監督によれば「まだなんともいえない。膝を捻ったようだ」とコメント。今季はなかなか調子が上がらず、最近ではゲレイロに先発の座を明け渡す様子も見受けられたカナダ代表だが、トゥヘル監督は調子は再び上昇傾向にあるとみており、実際にこの日でも先発起用。しかし後半82分に相手ウィンガー、オノラとの競り合った際に膝のあたりに痛みを感じ、医療スタッフからの治療を受けた後にゲレイロと交代している。

 最終的には自力でベンチに戻る様子も見受けられてはいたのだが、その後に左膝の内側側副靱帯のお損傷が発表。これからしばらくニャブリ、コマン、サール、ペレツに加えてデイヴィースが離脱する一方、大腿筋の負傷から回復したダヨ・ウパメカノ、そしてジョシュア・キミヒについても「来週なかば」にもレバークーゼン戦参加への判断が下される見通し。なおキム・ミンジェはアジア杯参加中。

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